皆さん、いかがおすごしでしょうか董進です(゚Д゚)ノ
『孝行息子の涙』の最後です、読んでやってくださいね。
賊の集団を【董進】は見つけ、頭領らしき人物に近付いた。
賊はこちらが一人なのを見て、特に警戒もしていない。

董「あんたが【李奇】か」
李「何だ、仲間になりたいのか」
董「いや」
言い終わないうちに【董進】は【李奇】に斬りかかっていた。

【李奇】は身構えた、しかしそれ以上身体が動かなかった。
自分に襲い掛かった男はこちらを見ている。
【李奇】はその場に崩れ落ち倒れた。
それを見た賊は皆、もう逃げていなくなっていた。

これで[富平]も平和になるだろう。
【董進】は《李奇の大刀》を拾い、[長安]の【王茂】の元へ向かった。
董「【王茂】」
王「おやおや、【董進】様。今日はどのようなご用件で?よもやまだ宝剣と茶葉の話ではござい
ませんでしょうなぁ」
董「この刀を見ろ」
【董進】は【王茂】に《李奇の大刀》を渡した。
王「なに? この刀を見ろと?どれどれ。大して値打ち物にも見えませんがねぇ」
【王茂】は何かに気付いたらしく震えだし
王「……こ、これはもしや【李奇】の!ま、まさか、あんた、【李奇】たちを倒してきたってのか!?あ
んた、そんなに強え奴だったのか……こ、これはまずい……」
【王茂】の強張った顔が急に愛想笑いに変わり
王「ぬ、ぬふ、ぬふふふふ!いやぁ、【董進】様、ちょうど良いところにお越しくださいました。むし
ろ、お呼びしようと思ったくらいでして。実はちょうど、修理に出していた宝剣が戻ってきたん
でございますよ。ほら、ご覧ください、銘もしっかり《芙蓉宝剣》と読みとれるようになったでし
ょう」

《芙蓉宝剣》と彫られた剣を受け取り、見てみると同じ剣とは思えないほど綺麗に研ぎなおされていた。
王「いやぁ、一目見たときから、この宝剣は私めなんかの手に負える代物ではないと、思ってお
りましてね。僭越ですが、一時的にお預かりしたわけで」
董「いくらになる」
王「お代?もちろん、お代なんていただきませんとも!これは私めの善意でしたことでして。
そのまま、ずずっとお持ちくださいませ。あぁ、そうそう!あと、この《高級茶》も差し上げ
ます。これは正真正銘、本当に高級なお茶でございまして。いやぁ、【小壱】お坊ちゃん
でしたっけ?今どき奇特……じゃない、感心なお子さんだと思っておったわけですよ。も、
もちろん、《高級茶》のお代も結構ですとも!【余蝶】様にもよろしくお伝えくださいよ」
《芙蓉宝剣》と《高級茶》を持ち、[虎背村]に戻り【余蝶】の元へ戻った【董進】。

余「【董進】殿、宝剣は取り戻せたのですか?」
董「これです」
余「まぁ、これがあの宝剣ですか?ずいぶんと綺麗になって。ここまで整えるのは、かなり手間
がかかったでしょうね」
董「あと、これも 【王茂】が」
余「【王茂】が《高級茶》も?どれ、拝見します。……うん、これは高級な茶葉ですね。以前のも
のとは比べ物になりません。宝剣のみならず、茶葉まで無償とは少し抵抗がありますが、【
王茂】には良い薬となるかもしれませんね。受け取っておきましょう」

董「しかし、何故【王茂】と【李奇】の関係を知っていたのですか」
余「え? どうして【王茂】と【李奇】の関係を知っていたのか、ですか?……それは【趙娥】姉様
から、連中の話をお聞きしていたからです」
董「姉上から聞いていた?」
余「いえ、その、姉様と言っても、実の姉妹ではありません。お茶も剣も、いろいろと姉様から教
わったもので……。姉様はお父様を【李寿】という男に殺され、仇を討つべく剣術を学んだそ
うです。そう、その【李寿】の弟が【李奇】で、【王茂】は【李寿】の部下だったのです。姉様は
ずいぶん前に、3人の弟たちと共に、仇討ちの旅に出られました。【李寿】は用心深い男で、
なかなか消息がつかめず、苦労されているようです。一度、帰ってきたとき、復讐は何も産
まないと、偉そうに言ったことがあります。あれ以来、姉様とは会っていません。いったいどこ
で、どうしているのか……。【董進】殿、もし姉様に会えたら、そしてもし、まだ姉様が本懐を
遂げていなかったら、どうか力を貸してあげてください」
【余蝶】の声には力があるが、目が少し潤んでいる様に見えた。
余「これは今回のお礼です。主【小壱】様に代わってお礼申し上げます。そのお力、今後も悪し
き者を正すためにお使いください。もし【趙娥】姉様と会うことがあったら、助けてあげてくだ
さい……」
董「分かった、もし会ったら力を貸そう」

帰ろうとした時、【小壱】が近付いてきて
小「【余蝶】さんから話は聞きました。僕も【董進】さんみたいに、困ってる人を助けられるようにな
りたいです」
董「私なんかを目標せず、大きくなったら蜀に来ると良い。目標にすべき人物はいっぱいいる」
[成都]に戻り、【諸葛亮】に戻り報告をする。

董「軍師殿、ただいま戻りました」
諸「【董進】戻ったか、【陳震】は何と」
董「まずまずだそうです」
諸「そうか、詳細を書いた竹簡を預かっておろう」
董「ここに……」

【董進】の身体から脂汗が噴出してきた。
諸「どうした?早く出せ」
董「申し訳ございません。部曲砦に忘れたみたいです」
諸「なに、ならば明日持って来い」
【董進】は駆けた、駆け続けた。
運良く【小壱】が拾ってくれていたが、報告が遅れ禄を減らされた【董進】であった。
やっと終わりましたね(;´Д`)
このシリーズはこのブログの中では人気あるほうなんですが('A`)マンドクセですね。
でも頑張って、また書くんで見てくださいね。
それでは皆さん、また会いましょう。
See you next time. Bye-bye(゚Д゚)ノシ
帰る前に↓をクリコしてくれると嬉しいです(゚∀゚)

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